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兵庫県内トヨタ販社、新型プリウス発表会開く
トヨタ自動車は12月9日、4代目となる新型「プリウス」を発表した。これに伴い、兵庫県オールトヨタ販売店(兵庫トヨタ、神戸トヨペット、トヨタカローラ神戸、トヨタカローラ兵庫、トヨタカローラ姫路、ネッツトヨタ神戸、ネッツトヨタ兵庫、ネッツトヨタゾナ神戸、ネッツトヨタウエスト兵庫)でも同日に新車発表会を神戸情報文化ビル(カルメニ)で開催した。
 
今回発売された新型プリウスでは、トヨタの新しい設計思想“TNGA”が導入された。“TNGA”とは、クルマの基本性能や商品力を一気に高めることを意図している。ハイブリッドカーの車種が増加する中で、その元祖とも言えるプリウスは、今後はトヨタの新しい設計思想を普及させる役割を担うとのこと。
 
外観はエッジの効いたデザインになった。“TNGA”の採用により、車高が下がり、クルマ全体の重心が低下して、空力特性が改善した。さらに、フラッグ式ドアミラーは廃され、新たにドアにフィンを付けることで空力特性を改善した。「レーシングカーの開発から得られた知見を活かした」と販社社員は胸を張る。このような改良の積み重ねにより、新型プリウスでは40.8Km/Lの低燃費を実現している。積雪地での拡販を目指し、四輪駆動車も新たに設定された。
 
トヨタはもちろん他社でもハイブリッドカーのラインナップが充実している中で、「クラウンなどからのダウンサイズ需要や、アクアなどからの上級移行の両睨みで販促活動を行う」(前出の販社社員)としている。
 
なお、今回発表された新型プリウスは、既に全国で6万台以上の注文を集めている。発売日に注文しても年内の納車は難しくて、なかでも、「リチウムイオンバッテリーを搭載した上級グレードに至っては、来年7月が納車の目安」(別の販社社員)とのことだ。