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第1回神戸市域タクシー特定地域協議会開催
第1回神戸市域交通圏タクシー特定地域協議会(会長=正司健一・神戸大学経営学部教授)が2月10日、生田神社会館で開催、設置要綱案、2分科会(適正化・活性化)の設置を全員合意で決定。今後の取り組みについても協議、了承した。

協議会の会長に正司教授を選任、正司会長は会長代理に岩橋哲哉・神戸市住宅都市局計画部長を、事務局長に清水信生・兵タ協専務理事を推挙、全員これを了承した。

金指和彦・近運局自動車交通部長は「地域の連携とタクシーの特性を生かした移動ニーズに応えること、外国人にも利用しやすいタクシー、さらに基本は安全、安心の確保で適正化・活性化を両輪として事業の発展を目指してほしい」と述べた。

出席のタクシー事業者からは「労働力が不足、実働率は低下、この中での強制減車は疑問だ」「神戸市のライドシェア問題についても、我々を公共交通機関として認識していない。またこの場で運賃についても協議してほしい」との意見があった。

正司会長は「個別の案件についてこの場では議論はできないが、料金は避けて通れない。色々言いたいこともある。次回にはいろいろな意見を聞きたい。市民に良いサービスを提供する議論になるよう願う」と締めた。

 一方、同日に兵庫県の第2回姫路・西播磨交通圏と東播磨交通圏タクシー合同準特定地域協議会(会長=正司健一神戸大学教授)も生田神社会館で開き、設置要綱を全員一意で決定した。
 出席のメンバーから「タクシーの初乗り運賃制の短縮などの話を聞くが現状はどうか」との発言があった。これに対し吉川タクシー協会長は「初乗り短縮の料金研究を兵タ協で目下色々と調査、検討中である。料金設定で色々と考えている」と利用しやすい料金設定等を研修中だとした。