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新製品「NMAX(エヌマックス)」を発表
ヤマハ発動機は1月12日、BLUE COREエンジンを搭載する新製品「NMAX(エヌマックス)」を発表しました。3月18日より発売されました。

「NMAX」は、“Global Prestige City Commuter”をコンセプトに、欧州や日本で人気の「TMAX」、および欧州向け「XMAX」など、MAXシリーズのスタイルと走りの良さを原付二種(125ccクラス)に展開したモデルです。国内モデルとして初めて“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化した“BLUE CORE”※エンジンを搭載。またABSも標準装備しています。

“BLUE CORE”思想に基づき、高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスし開発したエンジンを搭載しました。エンジンの高燃焼効率に貢献しているのが、VVA(可変バルブ)機構です。吸気バルブの作動を、低中速側と6,000r/min以上の高速側で切り替えます。シリンダーには「DiASil(ダイアジル)シリンダー」(オールアルミ製)を採用しています。小型ラジエターとクーリングファンをエンジン右側に、ウォーターポンプは左側に配しボディをコンパクト化、広いフットスペースを確保しました。ラジエターは水温に応じた冷却水循環を行う“バイパス式サーモスタット”方式としています。シリンダー中心とクランクの中心を僅かにオフセットさせることで、サイズ増や重量増を避けながら摩擦ロスを低減するオフセットシリンダーを採用しました。

フレームは、優れたねじり剛性を備えスポーティな走行性を支えます。またエンジン懸架は「リンク式エンジンマウント方式」とし、ライダー操作に対するダイレクト感と低振動化を実現しています。サスペンションは前後とも、スポーティさと乗り心地をバランスさせたセッティングです。

専用開発の13インチタイヤを採用しました。前後のディスクブレーキには、ブレーキ油圧系を制御してホイールロックを抑止するABS(アンチロックブレーキシステム)を装備しています。

ライディングポジションは、コンパクトなボディながらも窮屈感がなく、小柄な方にも大柄な方にもフィットする設計です。メーターは白色バックライトLEDで、視認性のよい液晶マルチファンクションメーターです。

スタイリングは、MAXシリーズを象徴する新しいブーメランモチーフが醸し出すダイナミックな表情が特徴です。前後タイヤに対してボディのはみ出しが短く凝縮感あるボディとのコンビネーショでバランスを整えました。フロントマスクは、MAXシリーズのアイコンである二眼ヘッドライト、ハイビーム時には中央ビームが追加されて3灯となります。テールには、帯状に光るLEDストップランプを採用しています。

 ○目標販売台数
  月間 10000台
 ○メーカー希望小売価格(消費税込み)
  グレード名 340,200円