自動車ニュース
OBDポートを利用しないテレマティクスサービスを実現
モビリティIoTベンチャーのグローバルモビリティサービス(以下GMS)は2月26日、新型プリウスのテレマティクスサービスを今春より開始すると発表しました。各企業へGMSの製品提供も開始します。

GMSは、自動車のリアルタイム位置情報収集、指定エリア侵入検知、危険運転検知、盗難検知等のサービスを、新型プリウス(ZVW50, 51, 55系)を対象に提供します。

従来の一般的なテレマティクスサービスは、自動車の故障診断時にディーラーが活用するための点検口である"OBDポート"に機器を接続し、サービス提供されるものが主流です。
しかしOBDポートへの機器接続はセキュリティ上の懸念が指摘されています。昨年12月発売の新型プリウスにおいては、第三者によるOBDポートの利用が不可能となりました。

また、2015年には国土交通省「次世代運行管理・支援システムについての検討会(委員長:日本自動車研究所 永井正夫所長)」にてOBDポートの使用を「推奨しない」ことが合意されました。

GMSは独自開発の車載IoTデバイス"MCCS mini"を用いて、OBDポートを使用しない画期的なテレマティクスサービスを提供します。GMSが保有するIoTプラットフォームシステムの情報解析アルゴリズム機能を活用することで、OBDポートを使用せずともユーザーに求められるテレマティクスサービスを提供することを実現しました。

○提供するサービス機能(抜粋)
・リアルタイム位置情報通知
・危険運転通知
・速度超過通知
・ジオフェンス機能(指定エリア侵入・逸脱通知)
・盗難検出通知
・運転レポート(日報・月報)
など