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民主党大阪府総支部連合会と意見交換会 大タ協・大ト協 (2/2)
 大阪タクシー協会は要望書のなかで「将来的には道路運送法の改正」への理解を求めた。また、懇談会には労働3団体も参加し「とりあえずはこの法案で車両数に歯止めがかかったかもしれないが、増えすぎたタクシーをどうやって減らすか、それはなぜ必要なのかを是非ご理解ください」「公共交通には適正なコストが必要です。ぜひこれを理解して頂きたい」など訴えた。

 坂本会長は「真面目にしっかり王道を歩いている事業者が健全な事業経営ができるようにならなければならないと思います」と理解を求めた。

 最後に中野寛成衆議院議員から「基本的に過当競争であり、制度上の問題である。過当競争が実車率を下げ、料金体系や給与にも影響が出ている。これを如何にして行政上どうするか。荒療治の方法論を実体に合わせてやっていく作業が必要だ。その為の検討機関も必要ではなかいと思う」と述べた。

 大阪トラック協会は、平成22年度税制改正要望などを説明したうえで、運輸振興助成交付金の継続などを訴えた。

 吉田治衆議院議員から交付金について「一体どのようなものに使われているのか。後ほどご説明をお願いしたい」と述べた。これに、坂本副会長が必要性などを改めて訴え理解を求めた。
 
 最後に長安豊衆議院議員(国土交通大臣政務官)は「馬渕副大臣が政府の税調に入って議論をしている段階です」と説明した。

 兵庫県では11月28日に民主党兵庫県連が総会を開き新代表に松本剛明衆議院議員が就任した。業界団体との意見交換はこれからになる。