自動車ニュース
スマホを利用した電気自動車用充電管理サービスの試験開始
デルタ電子は3月24日、スマートフォンを利用した電気自動車用充電管理サービスの試験運用を発表しました。会員登録不要で電気自動車(EV)への充電時の支払決済を可能にするサービス「EZQC」(特許登録済)の試験運用を2016年3月30日より開始します。

このサービスでは、EVユーザーは会員登録などの事前の手続きを必要とせずに、スマートフォンを介したクレジットカード決済(“WebPay”を使用)にてEVへの急速充電を利用することが出来ます。また、充電器設置者においては、課金や管理に専用端末や特別なネットワークを必要とすることなく、充電器を管理することが出来ます。更に、設置者のサービスと連携し、割引クーポン等を発行するなど、ユーザーを誘引する仕組みも容易に実装可能です。

「EZQC」は、世界で広く使用されているOCPP *2 (Open Charge Point Protocol)の他、IoT技術、GPS、Bluetooth Low Energy、スマートフォン・プラットフォームなど最新技術を統合、EVユーザーと充電器設置者双方の利便性を追及しています。

本試験運用においては、弊社に設置した急速充電器を一般に開放し、ユーザー・設置者の皆様に実際に本サービスを体験して頂いた上で、機能の確認と課題の把握を行います。その後、本試験運用の結果を踏まえ、本格展開を開始する予定です。

1.「EZQC」の特長

(1)EVユーザーへの主なメリット
・事前の会員登録手続きが不要、必要な時に専用アプリをダウンロードし、クレジットカード番号を入力するだけで、充電が可能です。
・JCB, MasterCard, Visa, Diner’sClub, American Expressの各カードが利用できます。
・カード決済には「WebPay」を採用しており、高いセキュリティを確保しています。
・個人情報(住所、銀行口座、車両番号票など)を入力する必要はなく、システム側でユーザー情報を保持していない為、望まない行動追跡等をされることはありません。
・充電中には、配布される割引クーポンを利用して提携店舗などで過ごすなど、時間の有効活用が可能です。

(2)設置者への主なメリット
・EV充電に関する柔軟なフレームワークを提供します。
・課金や管理用の専用端末が不要、初期投資費用を低減できます。
・運用に特別なネットワークを必要としないため、ランニングコストを抑えることができます。
・充電ユーザーへの割引クーポンの配布などの連携が簡単に設定でき、販売促進に活用できます。

2.試験運用の詳細

(1)実施スケジュール
 平成28年3月30日から6月下旬(予定)
 稼働時間:11時-18時 (平日のみ)

(2)試験運用場所(急速充電器設置場所)
 サイト1:東京都港区芝大門二丁目1番14号
デルタ電子株式会社敷地内

 サイト2:大阪市福島区福島5丁目9番6号 デルタ大阪ビル
デルタ電子株式会社 大阪営業所敷地内

(3)ご利用方法
・スマートフォン(iPhone (iOS9.1以上), Android (4.4以上))
・専用アプリケーション(スマートフォンにインストール)
・クレジットカード:JCB, MasterCard, Visa, Diner’s Club, American Express

(4)試験運用期間の充電サービス料金
 500円〔税込〕/回

(5)特典
 コーヒー無料券*3
  サイト1:「久緒羅珈琲」様協賛(http://www.kuoracoffee.com/)
  サイト2:「ダイニングミネット」様協賛(http://d-minette.com/)

3.パートナー企業様募集
 弊社ではこの新しいEV充電サービスにご賛同いただけるパートナー様を募集しております。詳細につきましては、弊社IoT事業開発部までお問合せください。