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兵庫県自動車整備振興会、人材確保、技術高度化への対応
兵庫県自動車整備振興会(橋本一豊会長)は3月16日、第9回理事会を開き、「人材確保は整備のイメージ向上から」「説明と同意によるCS向上」「適正診断・適正料金はFINESで」をキャッチフレーズに設定した8項目からなる新年度事業計画と予算を決めた。

新事業の重点事項は1.整備作業の見える化の促進 2.自動車整備技能競技大会の開催(第16回県大会) 3.ハンドブック、説明用グッズの活用による説明と同意によるCS向上 4.軽自動車検査協会兵庫事務所移転に伴う対応─とした。

また新規事業として 1.自動車整備士職業紹介フェアの実施、高等学校への二種養成施設PRや出前授業の実施 2.後継者問題への取り組み 3.外国人実習制度における自動車整備技能評価試験への対応 4.電子装置整備に係る新技術への対応 5.継続検査OSSへの対応 6.点検整備促進スマホ用アプリのPR等ユーザー向け広報ツール類の活用─を展開する。

その他、安全確保、環境保全への貢献、整備料金適正化の徹底、労働条件の改善、点検・整備技術の向上対策等、従来の継続事業も実施する。

今年度は特に人材確保、急速に進む自動車技術の高度化への対応に努め、転換期にある業界の活性化と経営基盤の確保を推進するとした。

新年度予算は、収入6億1千651万円(会費等5億1千620万円、事業収入8千996万5千円他)、支出は、事業費4億5千405万7千円、管理費1億6千245万3千円。