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近畿自動車無線協会理事会開く
近畿自動車無線協会(坂本克彦会長)は4月22日、ホテルグランヴィア大阪で理事会を開き、平成27年度事業報告、同決算報告、平成28年度事業計画、同収支予算等の議案を審議した。すべて原案通り承認され、5月25日に開かれる通常総会へ上程することとなった。また、監事の足立堅治氏(大タ協専務理事)の辞任申し出があり、後任として井田信雄氏(大タ協常務理事)が就任することが決定した。

冒頭挨拶で坂本会長は「ライドシェアを推進する訳のわからん連中が首相官邸と組んでいる。われわれは業界として自助努力で、地域に根ざした輸送産業をやっている。何ら臆することはない。絶対に阻止するために、各自治体、総務省とのつながりを強く濃くし、地域発展のために培ってきたノウハウを発揮し、新しい輸送の仕組みをつくっていく必要がある。組織の発展、事業の活性化のために近畿自動車無線協会、各地方の協会が連携して新しい組織への改革をしていかなければならない」と述べた。

また、坂本会長は「IPは時代の流れ。しかしIPも無線であることには変わりない」とし、IP無線事業者の入会を呼びかけた。議案の中でもデジタル化の進展について触れられた。184事業者がデジタル化し、全体の85.9%となった。一方、会員数は184事業者と、10事業者減となっている。