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大阪タクシーセンター、第14回優良運転者表彰式を開催
大阪タクシーセンター(黒田晶志会長)は4月26日、ホテルプリムローズ大阪で第14回優良運転者表彰式を開催し、森滋氏(大阪相互タクシー)ら15社41人の乗務員を表彰した。

黒田晶志会長は、「本日受賞された皆さまは、親切、善行等の行き届いたサービスにより利用者から感謝された方、また捜査に協力し犯人逮捕や検挙に貢献された方々です。常に関係法令を遵守され、輸送の安全とお客様へのサービス向上に努めてこられ、他の運転手の模範となる方々です。日ごろの研鑽と努力に改めて深く敬意を表します。皆様方には、これからもタクシー事業の先頭に立って、利用者が安全、安心、快適に利用できるよう、引き続きご努力をお願いします」と挨拶。

金指和彦・近畿運輸局自動車交通部長は、来賓祝辞で「お一人お一人の業績を読ませていただきました。利用者に対する親切な声掛け、手助け、救命救護、犯人逮捕への協力、さまざまな場面で取り組まれたことに敬意を表します。タクシーは単に人を運ぶだけではありません。利用者への優しい対応、街へ貢献していく役割があります。このような取り組みの一つ一つが利用者の支持を得て、タクシーの発展につながると信じています。受賞された皆さまは、タクシーの発展のリーダー役としてますます活躍することを期待しています」と述べた。

冨田朝昭・大阪府警察本部交通部交通総務課長は、「クルマ社会の模範となるようよろしくお願い致します。ほとんどの運転者の方が善良なドライバーであり、公共交通の役割を担っているという自覚を持っていると思いますが、ほんの一部の人が組織のイメージをダウンさせることがあります。タクシー運転手がマイカーの運転時に飲酒運転で死亡事故を起こすということもありました。一人一人がタクシーのマナー向上に努めていただければ不祥事も防げるのではないかと思います。本日受賞された皆さまは、タクシー業界を牽引していただきたいと思います」と期待を述べた。

三野文男・大阪タクシー協会会長は、「現在タクシー業界の大きな課題としてライドシェアがあります。これは法律では認められていません。しかし法律を改正してまでやろうとしています。このようなことは絶対に、安全にお送りするというタクシーの目的に合いません。
法律改正には断固拒否します。現場でお客様と接している運転手が、安全、安心を実感させられることが一番大事。表彰された方はその模範となっていただきたい」と、ライドシェアへの立場を表明し、乗務員を激励した。