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規制地域で県条例違反の疑い 県警が運送会社3社を捜査 (1/2)
 排気管を改造したトラックを走行させ、県環境保全条例や道交法(整備不良車両の運転禁止)に違反したとして兵庫県警交通捜査課と高速隊などが11月20日、神戸市兵庫区中之島1、「岡田商事」など運送会社3社を捜査した。今回の捜査は三港(三重県亀山市)やマルエス物流(静岡県焼津市)など県外の運送会社に対しても行われた。県条例違反容疑による県警の捜査は今回を含めて3回目。

 県条例は2000年12月の尼崎公害訴訟の和解を背景に04年に施行され、阪神地区の大気汚染防止を目的に自動車窒素酸化物(NOX)と粒子状物質(PM)の基準を満たさない車両の通行禁止を定めたもので、罰金は20万円。条例施行後もなお、違反を続ける車両の存在が問題となっていた。