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新理事長に北野穣氏、新副に稲田、大亀両氏
兵庫県交通共済協同組合(森川武夫理事長)は6月17日、平成28年度通常総代会を開き、平成27年事業報告、同決算報告、平成28年度事業計画、同予算を原案どおり承認した。

総代会は、坂尾洋南・副理事長が議長となって進行した。坂尾氏は開会挨拶で、「当共済は27年度決算は好成績となり所期の目的を達成することが出来た。ひとえに組合員のご尽力、また事務局の頑張りと協力にお礼を申し上げます。しかし共済事業において損保会社との競争も激化しております。それに敗けない共済事業をして参りたい」と引き続き事故防止への協力を求めた。

平成27年度事業は、搭乗者契約は若干減少したものの、対人、対物、車両、自賠責とも契約増となり、また死亡事故4件(対前年マイナス3件)で、補償金の増額に至らず、今期決算は、経常利益1億6千370万5千余円(税引純利益1億2千620万5千余円)となった。

剰余金処分は、出資配当(年5%)に158万6千20円、利用分量配当は7千199万4千130円とした。次期繰越は144万9千917円。

新年度予算は、経常収益37億759万2千余円、経常費用35億4千571万4千余円として、利益を1億6千187万8千余円を見込んだ。

任期満了となった役員の改選は、選考委員会による理事(36名)、監事3名を選任、全会一致でこれを承認した。新理事会で理事長に北野穣氏を新副理事長に稲田豊、大亀保彦両氏を、新理事に北野政弘、日下部昇吾、小松俊博、松原正武、磯本昌史(員外事務局)を選任、他の副理事長、理事、監事はいずれも再選となった。常務理事となった磯本氏は前兵庫県警察本部交通部参事官・交通企画課長を務め昨年11月から同共済に就職している。

新理事長に就任した北野氏は、スムースな選任で「何だか出来レースの様な役員選任となったが、受けた以上はしっかり務めたい。前期は大変良い成績となった。28年度もこの調子でどうか私の顔を潰さないように(笑い)お願いしたい。ご協力を」と抱負を述べ、他の新副理事長・理事から一言づつ決意が述べられ全員拍手で激励した。