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「お母さんとこどものクルマ安全教室」開催 整備振興会淡路支部
 兵庫県自動車整備振興会と同振興会淡路支部(番所智保支部長)は11月26日、淡陽自動車教習所で地元の洲本保育園と大野保育所、千草保育所の園児と保護者ら約300人を対象に洲本署と淡陽自動車教習所の協力を得て、「お母さんとこどものクルマ安全教室」を開催し、園児たちは交差点の横断の仕方や人形を使った車との衝突実験などを見学し交通安全を学んだ。母親らは自動車の日常点検や発煙筒の使い方などを体験した。

 保護者らは2班に分かれ自動車の日常点検に関する座学を受講した。

 座学では、番所支部長を講師に日常点検の必要性や方法、注意点などについて理解を深めた。

 番所支部長は「クルマは使わなすぎても壊れます。それを未然に防ぐためにも日常点検は必要です。ひいては安心・安全や環境保護にもつながります。今日を機会に小さなことからコツコツと実行してください」と説明したうえで、点検については、エンジンルーム、クルマの周り、運転席のそれぞれで行える点検方法やそのときの注意点、トラブルのサインなどについて解説した。また、タイヤがパンクした場合など非常事態への対応方法などについても説明した。最後に、車検制度や認証工場などについて解説し「黄色い看板を確認して下さい。認証工場では、分解整備記録簿を発行しているのでこれをもらって下さい」と呼びかけた。

 次に実車を用いて、ウィンウオッシャータンク、ブレーキオイル、バッテリー液、エンジンオイル、タイヤの空気圧・溝の深さなどを実際にチェックした。タイヤがパンクしたときの対応として、実際にスペアタイヤの取り付けを行った。さらにエアバックの体験なども行い非常に中身の濃い点検教室となった。

 また、園児らは教習所内のコースを回り、JAFによるこども運転免許証の発行や白バイ体験、信号のある交差点の横断などを行った。さらに、ウルトラヒーローによる交通安全ショーや○×クイズも行い、園児らに興味を持って容易に理解してもらえるように交通安全を啓発した。