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平成28年度定時総会開く─兵庫県自動車整備振興会
兵庫県自動車整備振興会(橋本一豊会長)は6月23日、シーサイドホテル舞子ビラ神戸で平成28年度定時総会を開き、平成27年度決算、理事補選を審議し原案どおり承認、平成28年度事業計画・予算報告も了承した。

27年度決算は経常収益6億2千522万余円、経常費用は5億7千632万余円。平成28年度予算は6億1千951万円を見込む。

理事1名の補選は長岡秋幸氏(いすゞ自動車近畿兵庫支社長)を選任した。

橋本会長は冒頭「自動車業界において保有車両に占める長期使用車両の増加が進んでいる。ハイブリッド車や軽自動車への移行も進んでおり、自動車の保有構造が変わっている。整備業界では、自動車整備士不足が課題となっており、国交省と自動車整備人材確保・育成推進協議会が自動車整備の仕事のPRを行っている。整備事業のイメージ向上、情報発信のために学校訪問や自動車整備士職業紹介フェアも行っている。また、日整連から国交省に要望していた回送運行許可制度については基準緩和が始まり、より適切な運用が始まっている。平成28年度の兵整振の取り組むべき事業は、人材確保のために整備業のイメージ向上、CS向上を行う。また『適性診断・適正料金はFAINSで』をキャッチフレーズに、将来に向けて経営基盤を確立し継続的な業界繁栄を目指し企業の活性化、健全化を推進する」と挨拶。

来賓祝辞では、酒井雅彦・近畿運輸局自動車技術安全部長は「近年の軽自動車の販売が好調だったことから、その検査業務が増加している。兵庫県では5月に軽自動車検査協会の兵庫事務所が兵庫陸運部の近くに移転した。利用者にとって利便性が高まるものと期待している。また、不正改造車を排除する強化月間として街頭検査等を実施している。毎年9月10月は点検整備推進運動の強化月間としてユーザーへの啓蒙活動を行っている。人材確保の課題についても皆さまのご協力をいただきながら進めていきたい」と述べた。

また同時に開催した兵庫県自動車整備商工組合第41期通常代議員会は、27年度決算および当期1千638万1千488円の利益剰余金処分を原案どおり承認した。