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運輸安全マネジメント10周年強化月間
国交省は本年10月を「運輸安全マネジメント10周年強化月間」として、全国で記念シンポジウムやセミナーを開催している。

神戸運輸監理部(秋田務部長)は10月11日、同部会議室で、講師に国交省の森本英樹・運輸安全調査官を、近畿運輸局(若林陽介局長)は同14日、大阪歴史博物館で講師に同木下典男・運輸安全調査官を迎え、記念セミナーを開催した。

両氏の講演概要は、これまで10年間の成果は、6千者を超える運輸事業者に対して評価を実施、事業者の安全性向上に大きく寄与したとした。

今後の検討課題として、1. 安全管理の体制のより一層の高度化促進、2. 中小、零細事業者に適した安マネ評価と普及啓発、3. 普及、展開のためのインセンティブの付与等 4. 行政側(国交省)のキャパシティアップと民間の治験の活用─を示した。

講演内容は10年間で把握された課題と対応について20項目のテーマを述べ、事業者の取り組みでは、総花主義的な傾向があり、選択と集中を行うことが肝要と締めくくった。いずれの会場もバス事業者ら中心に盛況となった。