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神戸市域はタクシー約1千両減で適正と タクシー特定地域協議会
 兵庫県の公共交通機関として、タクシー事業の適正化・活性化策について検討する「兵庫県タクシー特定地域合同協議会」の初会合が12月17日、神戸市の兵庫県農業共済会館で開かれた。
 
 10月1日に施行されたタクシー特措法に基づき供給過剰等として特定地域に指定された県内の「神戸市域交通圏」、「姫路・西播磨交通圏」、「東播磨交通圏」について、近畿運輸局と兵庫陸運部が各交通圏でタクシーの需給バランスが一定程度とれる目安となる適正車両数の試算結果を発表した。

 これによると各交通圏の適正車両数は、神戸市域交通圏(神戸市、西宮市、芦屋市、尼崎市、伊丹市、宝塚市、川西市等)で基準車両数(平成20年7月11日現在)の6千176両より約1千両少ない約4千670〜5千253両。

 姫路・西播磨交通圏(姫路市、たつの市等)では基準車両数(同)の976両より約100両少ない約721〜854両。

 東播磨交通圏(明石市、加古川市、小野市、三木市等)では基準車両数(同)の684両より約150両少ない476〜543両。

 神戸市域交通圏の9月末の車両数は6千229両で、姫路・西播磨交通圏では979両、東播磨交通圏では712両となっている。