自動車ニュース
年頭所感─軽自動車検査協会兵庫県事務所長 津田充啓
新年あけましておめでとうございます。

平素より当協会の業務運営に対しまして、格別のご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

昨年の5月6日に軽自動車検査協会兵庫事務所は神戸市東灘区御影本町1丁目に移転し新築開業いたしました。懸案事項であった狭隘な駐車場については構内に普通自動車63台及び車載車2台分を確保いたしました。

玉津に事務所があった時の様な申請者の方が来所されても車の止めるところが無いと言う様なことは解消されていると思います。
   
新築された事務棟は関係団体とワンフロアー化しており、申請者の方の利便性の向上を図っております。検査棟では昨年11月より第1コースに「検査の高度化システム」を導入し、本年の1月から全ラウンドにおいて実施してまいります。
この「検査の高度化システム」は1.不具合情報の収集と分析した結果を的確な検査の実施に反映させること、2.不正受検の防止、3.不正改造車の排除、4.軽自動車ユーザーへ検査結果の提供、5.自動車製作者及び整備事業者へ不具合情報の提供等を目的として導入しております。軽自動車も近年ユーザーニーズの多様化で質の高い検査システムを提供することが求められておりますので、今後、ある程度データーが蓄積された以降は、例えば、モデル別、装置別、車齢別等の不具合発生情報や前回受検した車両の記録などを瞬時に取り出し、検査等に活かしてまいります。

また、その他、軽自動車を取り巻く最近の動きとしては、各申請で必要となりますOCR申請書を本年の1月から無償配布いたします。

この申請書の無償配布については国土交通省においてMOTAS更改にあわせて申請書の無償化及び汎用紙化を実施する予定としていることから当協会においても、国土交通省と同様の取扱を行うことが望ましいのですが、現行システムは汎用紙による申請に対応していないことから、OCR申請書を作成し、申請者の方に無償で配布させていただきます。配付方法としては、当協会窓口のほか、申請者の方の利便性を考慮のうえ申請書配付用ラックの設置が可能な関係団体の窓口に配布をお願いする予定としております。

私ども軽自動車検査協会は、これからも行政機関や関係団体とも緊密な連携を図り、軽自動車の安全確保とともにより一層のサービスを心掛けてまいります。
この新しい年がより佳き年になるよう心より祈念いたしまして新年の挨拶とさせて頂きます。