自動車ニュース
危険物輸送、危機管理の研修会を開催 兵ト協タンクトラック部会 (2/2)
 講師は三村良二氏(マルエス工運(株)リスクマネイジメント・安全・技術保安監査室課長)と永田英智氏(神戸市消防局予防部建築危険物課危険物係消防司令補)。

 三村氏は、マルエスグループが行う社員教育を紹介したうえで、「事故を最小限度に食い止める方法を考えることが安全対策です」と現場管理者の役割を強調した。

 永田氏は「危険物規制について」をテーマに、危険物の性質などを、映像を使って紹介した。
 
 福本部会長は永田氏に、愛知県石油輸送部会が先導的に推進している、石油の荷卸し時の荷卸しする側、受ける側の相互立ち会いについて「法律で義務つけられているのですか」と質問した。

 高圧ガス保安法では、高圧ガスの荷卸し時に、双方の立会いが義務化されているが、石油の荷卸し時に双方の立ち合いが義務化されていないことについて指摘した。

 それに対して、永田氏は「自治体によって判断が異なる」と返答した。