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10月上旬キャンペーン実施 (マナーアップ向上推進会議) |
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神戸市と法人・個人タクシー業界、兵庫陸運部、ひょうごツーリズム協会など観光関係機関等で構成されるタクシーマナーアップ向上推進会議(第26回)が3月14日、神戸市役所で開かれた。 神戸市から提案されたKOBE観光ウィーク(29年10月上旬)に合わせて、JR三ノ宮駅:新神戸駅のタクシー乗り場でタクシードライバーに神戸観光客へのおもてなし機運の醸成運動として、キャンペーンの実施と、同期間を中心にタクシーマナーモニター調査を乗り場などにおいて実施することを了承した。 冒頭挨拶で加藤久雄・神戸市経済観光局担当局長は「今年は神戸港開港150周年で、多くの記念事業を展開する。また神戸国際観光コンベンション協会と神戸市の観光コンベンション課の1本化を行い、組織の改変を予定している。これまでの旅行業者だけでなく、個人旅行などグループの観光や、広く商工業者や神戸市以外の方への観光誘致に向け、民間の意見も反映した集客事業を展開したい。この場を活用させていただきたい」と協力を求めた。 これまでの取り組みで、神戸市からは平成28年10月3日実施のモニター調査の結果を報告した。乗降時の挨拶、お礼の改善の必要性、領収書の発行の不手際の指摘などがあった。苦情申告では、新神戸乗り場のタクシー乗車後、ワンメーター(660円)を1,000円で支払い後、つり銭を投げられたとの報告があった。 兵タ協報告ではタクシーモニター調査(11月〜12月)で再度乗車したくないとの回答が27%あり要改善。子供・高齢者の見守りサポーター22社384名が参加、実証実験は効果を上げているとした。個人タクシーもマスターズ制度の推進でさらにマナーアップに努めているとした。 ひょうごツーリズム協会のホスピタリティマネージャーからは、配車電話で「晴天にも関わらず、高圧的に拒否された」との報告が1件。また「客の輸送にタクシー送迎を多用する旅館の女将がタクシーマナーの研修会を行なっている。点でなく線でマナーアップに繋げる時代」と苦言を呈した。 出席の兵タ協関係者からは、神戸市のタクシーマナーアップの取り組みに感謝して、これを業界にもっと啓発したいとの声が相次いだ。 |