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バス無事故表彰、21社受賞
近畿運輸局(若林陽介局長)は4月27日、大阪合同庁舎でバス無事故表彰式を開き、8期29年間無事故の丸中観光バス株式会社(京丹後市)など21社を表彰した。

当日欠席の若林局長に代わり、佐藤清二次長が局長祝辞を代読して「昨年は全国の交通事故による死者数は3千905人と、67年ぶりに3千人代となった。また負傷者についても61万8千853人と12年連続で減少している。しかし多くの方が命を落とされ、事故後の重い後遺症に悩まされていることを忘れてはならない。本日受賞された事業者の皆さまの取り組みが、他の事業者の交通安全意識の向上に寄与することを期待します」と述べた。

受賞者を代表して井上慎治・和歌山バス那賀株式会社取締役社長は「バス利用者の減少や人材不足など、依然としてバスを取り巻く環境は厳しい状況が続いているが、輸送の安全確保が最優先の使命である。昨年1月に起きた軽井沢スキーバス事故で、バスに対する信頼が大きく失墜し、社会的に大きな問題となった。私たち事業者は信頼回復に向け、安全対策について真摯に取り組むとともに、運輸安全マネジメントやバス事業における総合安全プラン2009を推進していく所存」と謝辞を述べた。

なお各県の受賞は以下の通り。()内は継続期数。
▽大阪府=大阪バス近畿株式会社(2)▽京都=丸中観光バス株式会社(8)、株式会社京都みやび交通(4)、ヤサカ観光バス株式会社(2)、有限会社京都さくら観光(1)、日本高速バス株式会社(1)▽兵庫=三田観光バス株式会社(1)、株式会社太子産業(1)▽奈良=有限会社天理交通(3)、月山交通株式会社(2)、佐原自動車株式会社(2)▽滋賀=ひばり観光バス株式会社(1)、彦根観光バス株式会社(1)、近江鉄道株式会社(1)▽和歌山=大十バス株式会社(3)、熊野交通株式会社(2)、港タクシー株式会社(1)、野鉄観光株式会社(1)、ユタカ交通株式会社(1)、和歌山バス那賀株式会社(1)、明光バス株式会社(1)