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新理事長に原岡副理事長昇格─尼崎運輸事業協同組合
尼崎運輸事業協同組合(坂尾洋南理事長)は5月23日、通常総会を開き、役員改選で、坂尾理事長(冨士運輸)が勇退。新理事長に原岡謙一副理事長が昇格、松本中明副理事長は留任、新副理事長に福本正昭氏(中日本マルエス)を選任、また坂尾氏は新設の顧問に就任した。

冒頭あいさつで坂尾理事長は「5期10年間、理事長を努められたのは、歴代役員と組合員の皆さまのおかげで、厚くお礼申し上げます。組合運営も大変難しい時期に来ており、ここで次の時代の人にお願いしたいと考えて、理事長退任を決意しました。10年間充実した任期でした」と謝辞を述べて辞任を表明した。

新役員を代表して原岡新理事長は「組合も後2年で創立50周年を迎える。今、人手不足が深刻で、組合員一致団結して打開したい。特に松本副理事長には続投をお願いした。さらに坂尾前理事長には顧問として協力を求めた」とあいさつ。なお、正副以外の役員は以下の各氏。

▽理事=妹尾貴之(セノ運輸)、大西康雄(近畿通産)、合田卓嗣(尼崎北運送)、出口浩数(出口運輸倉庫)

▽監事=前原幸喜(前原運送)、吉田慎太郎(ヨシダ商事運輸)

28年度決算、事業収入は前年5.5%減の16億8千956万円となり、内訳は高速道路事業が前年0.5%増の7億4千469万3千円、共同物資事業はSS扱い量が前年8.2%減少して3,515キロリットルとなり、収入は8億1千76万円となった。また共同荷受事業の収入は1億2千771万8千円の2.0%アップと2年ぶりに前年をクリアした。

剰余金処分は前期利益を加えた当期利益1千157万円を充てるなどで次期繰越は161万円とした。29年度予算総額は18億6千581万円を見込む。