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神戸開港150年記念式典・祝賀会開く
神戸開港150年記念事業実行委員会は5月19日、神戸ポートピアホテルで神戸開港150年記念祝賀会を行なった。

開会にあたり、久本喜造・神戸市長(実行委員会会長)は「神戸は1868年1月1日に港を開き、港と共に発展してきました。開港100年からの50年はコンテナ化への対応、海上文化都市の構想、阪神淡路大震災からの復興など変化の激しい時代でした。開港150年という大きな節目を迎え、神戸港将来構想は世界の中で輝き続ける将来像を打ち出すものであります。神戸のこれまでの歴史を大切しながら、創造的な市民性を受け継ぎ、積極果敢に世界に挑戦する年にしていきたいと思います」と挨拶。

式典には秋篠宮文仁親王殿下が出席され「開港150年を契機として、阪神淡路大震災を乗り越えた神戸港が、我が国の経済発展や国際交流において、より一層重要な役割を果たしていくことを切に願います」とのお言葉があった。

来賓挨拶で久保昌三・一般社団法人日本港運協会会長は「港湾都市神戸の持続的な発展に向けて、日本港運協会も全力でお手伝いさせて頂きたい」と、またビデオメッセージで石井啓一・国土交通大臣は「神戸港が次の150年に向けた新たな一歩を踏み出し、アジアのハブ港、世界のハブ港として大きく飛躍することを祈念します」と、それぞれ祝辞があった。

神戸港将来構想は岡口憲義・神戸市副市長が発表した。

内容は『港湾・産業』と『にぎわい・都市』の2つの目標を掲げ、『港湾・産業』では、神戸国際ロジスティクスパークの構想とし、1.神戸港ロジスティクスターミナル整備による高付加価値化機能を備えた再輸出型トランシップ拠点の形成、2.最先端の技術と高品質な物流サービスによる神戸ブランドの確立 - によって、グローバルなサプライチェーンの中で、新たな価値を生み出す港を目指す。

また『にぎわい・都市』の目標では、世界を魅了するウォーターフロント構想とし、1.世界から人を惹きつける神戸ウォーターフロントの形成、2.クルーズ船受け入れ環境充実とマーケット拡大によるクルーズ都市の構築 – を進めることにより、ラグジュアリーな時・場・出会いで、新たな価値を生み出す港にしたいとするもの。