自動車ニュース
橋本一豊氏、会長続投へ 兵整振定時総会
兵庫県自動車整備振興会(橋本一豊会長)は6月29日、シーサイドホテル舞子ビラ神戸で平成29年度定時総会を開き、平成28年度決算報告等を原案どおり承認した。任期満了に伴う理事・監事選任については、新任で17人の理事が選ばれた。

冒頭、橋本会長は「自動車の総保有台数は微増しているが、ユーザーの保有車両の使用年数長期化が進む一方。ハイブリッド車をはじめとした次世代環境対応車や小型車や軽自動車への移行が進んでおり自動車の保有構造が変化している。また、少子高齢化による人口減少が深刻な問題となる中、自動車整備士の確保が課題となり、国土交通省ならびに自動車整備人材確保・育成推進協議会がイメージ向上等で連携している。第2回自動車整備士職業紹介フェアも開催され、自動車整備の仕事のPRに努めた。なお、兵整振の取り組むべき平成29年度の主な事業としては『クルマの進化に伴う新技術の習得』『プロによる情報発信でユーザーニーズに対応』『人材確保は整備業のイメージ向上から』をキャッチフレーズに、将来に向けて新たな経営基盤を確立し、継続的な業界繁栄を目指した事業の活性化、健全化を推進する諸事業。これらは各支部との連携がなければできない。各支部の活性化を図り、連携を一層強固なものにしていきたい」と挨拶。
来賓祝辞では、若林陽介・国土交通省近畿運輸局長が「整備業界は昨年の売上が5.4兆円と対前年比-2%となっている。ユーザーと最前線で接している皆さまには、景気の良い影響が最も遅く、悪い影響が最も早く来てしまうという厳しい状況。しかし、車がなくなることはない。そして安全運転のためには点検整備は必要不可欠なもの。そしてどれだけ技術が進んでも自動車技術のプロである皆さまの関わりは重要であって、整備業界は安定した業界であると認識している。自動車の安全を担っている皆さまが、安定・発展していくような環境の整備を推進していきたいと思う」と述べ、新技術への対応、人材の確保、点検整備の促進の3点を重要事項として挙げた。
また、今年4月からOSSが継続検査にも拡大されたことや図柄入りナンバープレートの展開についても言及した。
また、同時に開催された兵庫県自動車整備商工組合第42期通常代議員会では、第42期(平成28年度)事業報告、収支決算報告、剰余金処分が原案どおり承認され、第43期(平成29年度)事業計画案、収支予算案も承認された。

新たに新三役に選ばれたのは以下の各氏。

兵庫県自動車整備振興会=会長・橋本一豊((株)神戸マツダ)、副会長・森川正興((株)マークラー神戸)、西原興一郎(兵庫三菱自動車販売(株))、前川喜洋((株)相生モータース)、川崎武人((有)大池自動車)、番所智保(番所自動車工業(株))、専務理事・山本喜一(兵庫県自動車整備振興会)、常務理事・井出俊文(兵庫県自動車整備振興会)、田中護(兵庫県自動車整備振興会)
兵庫県自動車商工組合=理事長・橋本一豊((株)神戸マツダ)、副理事長・奥原一良(兵庫車輛(株))、山本順一((有)山本モータース)、中谷巌(中谷自動車(株))、咲山周一((有)エイワ自動車)、杉本啓次(北伊丹ダイハツ販売(株))、専務理事・山本喜一(兵庫県自動車整備振興会)、常務理事・井出俊文(兵庫県自動車整備振興会)、田中護(兵庫県自動車整備振興会)