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長尾─中澤ライン続投  新理事に片田氏 兵庫県バス協会
兵庫県バス協会(長尾真会長)は6月15日、神戸市中央区の楠公会館で平成29年度通常総会を開き平成28年度事業報告、同決算、平成29年度事業計画、同予算を原案どおり承認した。また、任期満了となった役員改選は、新理事に片田英男(日本交通神戸営業所長)を選任した他は全員留任となり、長尾会長、中澤秀明専務理事ら現執行部の続投を承認した。
長尾会長は開会冒頭挨拶で、「貸切については軽井沢スキーバス事故後、総合安全対策により、事業の更新制度の導入、適正化実施機関の設置など官民挙げて安全対策がスタートした。兵庫県内から、違法な行為による退室者がでないよう願うところ。また乗合事業は堅調に推移しており乗客の増加傾向にある。高速バスは、3月は対前年比増加となり、都市部では明るいきざしも見える。しかし郡部では人口減少等、厳しさが増している。乗合バスの貨・客混載、複数営業所での一カ所による点呼等、生産性向上に向けた新たな取り組みも予想される。しかし我々の事業は何をおいても、安全確保あっての事業です。昨年11月、近畿バス事業者大会の同じこの場で、故上杉会長が「安全は全てに優先」と話されたのも昨日の様であり、輸送の安全確保を今一度確認して頂きたい。当協会の総会が皆さまにとって業界活動をチェックする大切な機会と受けとめて頂き、今後の支援をお願いしますと呼びかけた。
祝辞は大辻統・近運局自交部長、盛岡英彦・兵庫県県土企画局長、橋本康・兵庫県警交通部参事官兼交通企画課長からそれぞれあった。
なお新役員は以下の各氏。
会長=長尾真(神姫バス)▽理事=加藤友彦(淡路交通)、増田平(伊丹市交通局)、成川邦彦(扇観光)、内藤直樹(神戸市交通局)、木村俊紀(山陽バス)、中尾浩(神鉄バス)、桐山徹郎(全但バス)、宇都宮道夫(西日本ジェイアールバス)、片田英男(日本交通)、井波洋(阪急バス)、福浦秀哉(阪神バス)、宇高昌利(兵庫中央バス)▽専務理事=中澤秀明(兵庫県バス協会)▽監事=寺田章彦(帝産観光バス)、柳内国紘(兵庫県交通共済協同組合)