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「にしのみやこども食堂」  家族で囲む食卓のような食堂 (3/3)
気軽にごはんを食べたり、大学生と遊んだりするために来ている子どもが大半だという「にしのみやこども食堂」。店長の田中さんは「中には事情を抱えている子もいるかもしれません。専門性を持っていないので、家庭の事情に踏み込むことはできないと思っています。僕たちにできることは、来てもらった子どもたちにごはんの時間を楽しんでもらうことです」と語る。

孤食が進む今、ごはんを食べながら大勢と話をする場所は、子どもたちにとっては貴重な場所になりつつあるのかもしれない。食卓を囲みながらただ話を聞いてあげる場所は、困った時に気付いてあげられる場所になるのだろう。月曜日17時、今週もまた「にしのみやこども食堂」に温かいあかりが灯る。

(取材・文/大洞静枝)