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平成29年度交通安全功労者等表彰式 兵庫県交通安全協会
兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長)は9月13日、楠公会館で平成29年度交通安全功労者等表彰式を開催した。

瀧川会長は受賞者に地域での交通安全への功労、活躍に敬意と感謝を表明したあと、「県下の交通事故は、人身事故は減少しているものの、死者は増加傾向にある。また死者のうち半数以上が高齢者です。さらに自転車事故も増加しております。安全快適な交通社会の実現に向けねばり強い運動が肝要かと思う。さて自転車保険の加入義務化が条例で制定され、当協会は自転車保険の加入、促進のセーフティネットの一翼を担っております。加入率アンケート調査は66.7%でまだまだ余地があり、各種イベントやキャンペーンで幅広く自転車保険加入促進に努めたい。県民一人ひとりの命と暮らしに深く関わる交通安全が確保され県民生活が一層平穏で快適になりますよう祈念します」と挨拶。

続いて松元美智久・兵庫県警交通部長は県下の交通情勢をついて「飲酒の事故(7月末)は111件で内死亡は7件。検挙も1107人と高止まりです。又チャイルドシート着用率は49.9%(JAF調)で、全国ワースト2位で協力をお願いしたい」と。来賓祝辞で岡田研二・兵庫陸運部長は、「事業用自動車の経営トップから現場まで安全意識の高揚と運行安全の指導を展開している。事業所の監査や点検整備の啓蒙、不正改造車、不正軽油の使用等にも厳しく取り締まっている。自家用自動車の点検整備にもご協力を願います」と。

表彰は、交通安全功労者として、西川直哉・兵庫県警本部長、瀧川博司・兵庫県交通安全協会長連名の感謝状が、長谷川栄男氏(須磨)ら23名に、功労団体として(株)弘盛モータース(東灘)などの15団体に贈られた。協力団体感謝状は(一社)兵庫県指定自動車教習所協会ら10団体に贈られた。その他、優良運転者表彰(金賞、銀賞)、優良交通従業員表彰、近畿交通栄誉賞、緑十字銅章の伝達も行われた。