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新年親睦会を開催ー兵ト協西播支部
兵庫県トラック協会西播支部(濱田長伸支部長)は、1月12日ホテル日航姫路で新年親睦会を開催した。支部長、副支部長、役員らに加え、来賓に福永征秀兵庫県トラック協会会長らを迎え、約30 名が出席した。

はじめに、濱田支部長から新年の挨拶があり、年初の株高のニュースを取り上げ、景気の先行きは明るい兆しが見えていると述べた。一方トラック業界については、改正「標準貨物自動車運送約款」について触れ、「この約款を推進するのはトラック協会の大きな使命」との見解を示した。また、労働者不足への取り組みについて紹介し、トラック業界のイメージ向上を目的としたDVD の
制作中であると明かした。「従業員の待遇改善や仕事のやりがいの啓発を通し、トラック運転手という職業の地位を引き上げ、若者が明るい展望を持って業界へ入って来られるように頑張っていきたい」と述べた。

来賓の福永会長は「これまでの戌年は景気の良い年が多かった」と述べ、昨年内閣府が発足させた生産性向上の協議会で、取引環境改善や長時間労働是正に向けた議論を協会と共に行っていることを紹介した。「『標準貨物自動車運送約款』の見直しはこうした協議の結果であるが、実際に荷主から運賃を得られるようにするには事業者が主体的に動く必要がある」と語った。また、「働き方改革の一つとして、ドライバーがオーナーオペレーター形式で、個人タクシーのように自身で時間や収入などを調整管理するような環境が生まれてこないか期待している。そのような環境が出来るよう取り組んで行くことができれば、業界の先行きは明るい」と述べた。

つづいて、同じく来賓の木南一志副会長からも挨拶があり、同じく運送約款の届けについて触れ、県内の事業者は今のところ低調であることを明かし、「時代が変わり始めており、運送業も昔のやり方だけでは進んでいかない時代がすぐ目の前に来ている。政府が運賃と作業を分けようとしているこの一連の流れを是非利用していってほしい。西播支部から県の協会を動かしていこうという強い気持ちを持ち、西播地区の結束力を示していって欲しい」と述べた。

兵庫県トラック協会本部からは八木俊明総務部長が出席し、現在新築工事中の西部研修センターは4月に竣工予定で順調に進んでいると報告した。