自動車ニュース
【年頭所感】(社)兵庫県タクシー協会 会長 松本 奈良雄 (1/2)
 公共交通機関としての使命と自覚の促進を

 新年あけましておめでとうございます。

 平成22年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。さて、景気は昨年から低迷したままの状況で非常に厳しく、本年は更に悪化するのではないかと心配しています。

 タクシー業界については、タクシー利用者が年々減少する状況のもとで、タクシー車両の供給過剰と厳しい競争並びに運転者不足、またLPG価格の再高騰等、事業経営の悪化とタクシー乗務員の労働条件の低下という厳しい経営状況が続いています。
 
 本年も、タクシー事業の経営状況改善のために全力で取り組むとともに、輸送の安全確保、利用者の様々なニーズに対応した取り組み、運転者のマナー向上などタクシー事業の発展に向けて取り組んでまいります。特に、「特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法」に基づく特定地域協議会での地域計画の作成(タクシーサービスの活性化・タクシー事業経営の活性化・効率化、タクシー運転者の労働条件の悪化の防止・改善・向上、タクシー事業の構造的要因への対応、供給過剰、過度な運賃競争への対応等の目標設定)並びにタクシー事業者による特定事業計画の作成・実施に向けて全力で取り組んでまいります。
 
 次に取り組むべき主要な課題ごとに述べさせていただきます。