自動車ニュース
兵庫陸運部長 春の交通安全メッセージ
春の交通安全運動キャンペーンについて
神戸運輸監理部 兵庫陸運部長 成久 博康

平素は国土交通行政、とりわけ運輸行政には格別なご理解をいただき、また、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

我が国の自動車保有数は8,100万台を超え、兵庫県下におきましても300万台を超え、今や自動車は国民生活や経済活動に欠かせないものとして大きな役割を担っている一方で、交通事故や環境問題など、克服しなければならない課題も山積しており、人と車の調和のとれた安全で快適なクルマ社会の構築が求められています。

本年も4月6日(金)から15日(日)までの10日間、全国一斉に「春の交通安全運動」が実施され、期間中の4月10日(火)が「交通事故ゼロを目指す日」とされています。

本運動は、広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけるとともに、国民自身による交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的とされています。

平成29年中の全国の交通事故死者数は、3,694人で、昭和23年以降の統計で最小となりましたが、歩行中・自転車乗車中の死者の割合が高く、高齢者の死者数が全体の死者数の半数を占め、また、登校中の児童が死傷する交通事故が発生するなど交通事故情勢は依然として厳しい状況が続いています。

兵庫陸運部といたしましては、「子供と高齢者の交通事故防止」を交通安全運動期間中の基本として取り組むとともに、「自転車の安全利用の推進」、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」、「飲酒運転の根絶」、などにも取り組んでまいります。また、事業用自動車等の安全運行を確保するため、「過労運転の防止と運転者の体調急変及び危険ドラッグ等の使用に伴う事故の防止」についても取り組みます。さらに、自動車運送事業者や自動車整備事業者に対する立入監査や査察を実施し、交通事故防止活動に積極的に取り組んでまいります。

最後に、皆様におかれましても交通ルールを遵守していただくとともに、本運動に積極的に取り組まれ事故防止に努めていただきますようお願いいたします。