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「男子禁制!バス業界 女性だけの座談会」開く |
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近畿運輸局は3月29日、近畿運輸局の大会議室13階において、「男子禁制!バス業界 女性だけの座談会」を行った。バス業界では人材不足を解消するため、女性採用を積極的に行っている。今回はさらなる女性活用を目指し、現場での具体的な課題を把握するために、バス業界で活躍する現職の女性たちから意見を聞いた。 近畿運輸局からの参加者は自動車交通部長の栗原弥生氏、自動車交通部 旅客第一課の河田菜摘氏、旅客第二課の橋爪理央氏の3名。バス事業者からの参加者は阪急バス(株)の人事部主任である津田遥香氏と運転者の宮下真夏氏、近畿バス(株)からは運転者の東清美氏、南海ウイングバス金岡(株)からは総務部主任の柴田典子氏と運転者の中西いづみ氏、関西空港交通(株)からは総務部主任の前清香氏の6名が参加した。 座談会では、バス運転手専門の求人サイトのリッツMC(株)の代表取締役社長であり一般社団法人女性バス運転手協会の代表理事の中嶋美恵氏が司会を務めた。営業所の雰囲気や、女性であることで苦労をした点、女性を増やすために必要だと思うことなどについて討論が行われた。 営業所の雰囲気について参加者は、「休憩所ではお菓子を食べたりテレビを見たりと和気あいあいとした雰囲気」や「さまざまな環境の運転者が在籍しているので今後のライフプランを考えやすい」との意見があり、過ごしやすい環境で働けていることが伺えた。他には、「気配りや丁寧な運転を褒めて頂けた」「女性という理由で運転技術を不安がられる」といった女性ならではのエピソードがあった。女性が働きやすい環境にするために必要なことについては、お風呂やトイレなど女性専用の設備の整備や育休・産休制度の充実、育児や介護と両立するための短時間勤務制度の導入といった意見が出た。 バス業界に女性を増やすための具体的な施策として、「大型二種免許取得にかかる費用の補助」の他、「男性社会というイメージの払拭」や「若い世代に憧れの職業としてPRするための職業体験の場が必要」といった意見が挙がった。バス業界のイメージを大きく変えることが女性を増やすための鍵となりそうだ。 |