自動車ニュース
「風通しのいい環境づくりを」 湯川義彦姫路自動車検査登録事務
4月1日付で姫路自動車検査登録事務所長に就任した湯川義彦氏は、大阪運輸支局首席運輸企画専門官(総務企画担当)からの異動、兵庫へは2度目の勤務。

――仕事に対する座右の銘を教えてください。
「初心忘るべからず」です。何事にも初心を忘れてはならないということを、いつも心に留めています。

――今までで思い出となる職場はありますか?
平成14年7月に近畿運輸局自動車業務監査指導部が初めて設置され、私はその中の監査指導第一課の監査指導第二係長で、タクシーの監査をしていました。この部署が初めて近畿運輸局に設置されたということで、印象に残っています。

――自動車業界に感じる変化や、今後の課題について教えて下さい。
整備士不足やドライバー不足が深刻になっています。路線バス等においては減便や廃止が進み、車を運転して病院や買い物に行けない移動難民の方たちにとって公共交通が利便性の悪い交通になっています。やはり事業者、自治体、市民町民の方々にも認識を持ってもらい、より良い交通体系を築いていかなければならないと考えています。

――OSS(ワンストップサービス)の姫路での普及率は?
OSSの普及率は姫路の管轄では、29年度では50%手前から57%くらいです。これからも各ディーラーさんに対して呼びかけをしていき、普及率を促進していきたいと思っています。

――職員に心掛けて欲しいことや、ご自身が心掛けていることはありますか?
風通しのいい環境づくりを心掛けています。職員間の連携、コミュニケーションを図り、職員からなんでも相談してもらえるような所長になりたいです。職員が自分だけで落ち込まず、悩みを皆で共有できるような環境作りをして事務所を盛り上げていきたいと考えています。また、職員には健康に留意してもらい、自身も健康に留意して仕事に携わりたいと思います。

――休日の過ごし方や、ご趣味をお聞かせください。
ここ六年か七年ほど、年に2回くらいの頻度で、近くでもいいので妻と旅行をするようにしています。休日は孫と遊ぶとか、妻と一緒に孫と買い物に行きます。今はそれが楽しいですね。

和歌山県出身。寝屋川市在住、58歳。