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坂本会長、今期限りで勇退を表明。後任には池田副会長を推挙
近畿自動車無線協会(坂本克己会長)は4月23日ホテルグランヴィア大阪で理事会を開き、6月13日の通常総合上程の平成29年度事業報告、同決算、30年度事業計画、同予算、役員の1部改選、優良無線従業員の表彰選考、平成31年度総会開催地など全議案を原案どおり承認した。

坂本会長は冒頭あいさつで理事諸氏に多年にわたる支援、協力に厚く感謝を述べた後、「私の後を、余力をお持ちの池田誠也副会長にゆだねようと、本日開いた正副会長会議でお諮りしたところ、全会一致をみた。今の所は内定です」と今期での会長勇退を表明した。理事会も異議なくこれを了承した。そして「デジタル化も5月中には完全移行する。これも政府が低利子で助成してくれたため。それは我々のタクシー無線が、地域、国に貢献しているからです。またインバウンドの観光にも国会政策の一番の要として大いに役立っている。それから自然災害にもタクシー無線は最後のより所として活躍している。IP無線であれ、自営であれ一体となってやって行くことに我々の将来がある」と結んだ。

池田副会長は「正副会長会議に参ったら青天の霹靂のようなことが起きました。はっきり申し上げまして皆さんから押し付けられたような、坂本会長の勢いに押された」と戸惑いをみせたあと、「私は自民党総裁選で言うなら一番小さな派閥の所。近畿が一つになってご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いします」と意欲をみせた。

最後に川本憲三副会長は6月13日京都での全自無協総会ですが、坂本会長の最後でもあり、また池田新会長という運びもあり、多数の参加をお願いしたい」と開催地の支援役として呼びかけた。