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各モードが連携し神戸の活性化を (1/2)
神戸運輸監理部は4月23日、吉田正彦 神戸運輸監理部長の就任記者会見を行った。吉田部長は前職で中国運輸局次長として、中国地方5県の観光を含んだ交通政策全般に携わっていた。昭和59年に運輸省(当時)に入省し、初任は神戸海運局の船舶検査官。その後東京勤務や前職を経て、およそ33年ぶりに神戸に復帰した。趣味は鉄道と神社巡りで、早速姫路城へ足を運んだとのこと。
就任にあたり、重点的な取り組みとして、(1)漁船・プレジャーボート等の海上交通運航の安全・安心確保、(2)2020年訪日客4,000万人の目標達成に向け、神戸港・瀬戸内海の観光資源としての積極的活用、(3)ドライバー不足への対応策として物流効率化の取り組み、(4)モーダルシフトを進め、海運業の活性化と人材確保、(5)バス・タクシー等、地域交通の確保維持、「貨客混載」の推進、以上を挙げた。その他、タカタ製エアバッグのリコール改修の促進、本年5月より未改修車は車検を通さない特例措置を講じていることを呼びかけた。

――33年ぶりの神戸の印象は
懐かしく思う一方、阪神大震災などを経て、ずいぶん雰囲気が変わったと感じる。かつての庁舎の周りは海運関係のビルが多く建ち並ぶ「働く町」であったが、今やブランドショップなどが建ち並ぶ「国際観光都市」として大きく様変わりしたと思う。

――観光施策について
大阪京都と比べると、神戸の強みは魅力あふれる瀬戸内海へのアクセスの良さだと思っている。海を所管する神戸運輸監理部として、魅力の磨き上げと発信に努めていきたい。