自動車ニュース
【年頭所感】兵庫県貨物運送協同組合連合会 会長 松原 丈夫 (2/2)
 昨年、乱高下した軽油の共同購入ですが、元売やデイラーの価格交渉には、燃料委員会の皆様に大変なご苦労を頂き、一応適切に対応してまいりました。

 9月1日には兼ねてからの願望でありました、兵庫県の軽油引取税特別徴収義務者の免許を取得することが出来ました。毎月確実に取扱量に基づき、手数料等の収入が期待出来ますので、安定した財源を期待することが出来ます。現在は元売との取引は一部のみですが、これから取引を拡大してゆきます。今後は販売量の拡大が一番大切で、各協組のご協力をお願い申し上げます。有料道路の利用と割引制度は、民主党のマニュフェストによって徐々に一部の地域から無料化が進んでゆくだろうと思いますが、大都市圏及び阪高首都高などは存続するようなので、料金の引上げにつながらないよう運動を展開し、併せて事務手数料などが協組の財源として確保できるよう、情報の収集と要望の継続を進めてゆきます。WebKIT事業、教育研修事業、自己啓発研修事業を更に充実し、不況のこの時期こそ組合の存在が力強くなってまいります。

 一人では力が発揮できないので、強力なリーダーシップが必要になってまいります。人材の育成のためや、会員相互の研修とコミュニケーションを深めるために、兵庫運輸事業研究協議会の充実に取組みます。これからの時代は今迄のことが通用しないことが多くなり、百年に一度と云われる大変化が今行われつつあります。結果が吉となるか凶となるのか、誰も予測出来ないことであるだけに、不安と焦燥にかられる人もあります。「山よりでっかい猪は出ん」勇気をもって難関に立ち向かい、強い自信と気概をもって今年に立ち向かいたいと思います。