自動車ニュース
【年頭所感】県トラック運輸厚生年金基金 理事長 北野 耕司 (1/2)
 長期運営計画の策定へ

 あけましておめでとうございます。

 平成22年の新春を迎えるにあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
 
 事業主ならびに加入員のみなさまにおかれましては、新たな希望に満ちた新年を迎えられたことと心からお慶び申し上げますとともに、当基金への格別のご理解と絶大なご協力に対し厚くお礼申し上げます。
一昨年秋以降の未曾有の世界的金融危機がもたらしたパニック的な経済・金融活動の収縮という深刻な事態に、日米欧を中心とした各国が協調しあって緊急経済対策を実施し、さらに新興国の台頭が追い風となって、世界経済は少しずつではありますが回復の兆しが見え始めたところであるといえるでしょう。

 一方、国内に目を向けますと、昨年夏の衆議院選挙で民主党が圧勝し、戦後3度目となる政権交代が実現して鳩山内閣が誕生しました。「年金」「医療」「介護」といった社会保障制度の抜本的な改革をマニフェストの中に織り込み、その実現に向かってスタートしましたが、給付額や負担額などといった具体策はまだ明らかになっておらず、財源問題とあわせてこれからの大きな課題であるといえるでしょう。旧来型の仕組みから脱却し、長期的視野にたって新しいシステムを構築することは重要なことではありますが、国民の生活が第一とするならば、一刻も早い日本経済の建て直しが急務であるといえます。

 鳩山政権が今後どのような経済対策を打ち出すのか、期待したいところです。