自動車ニュース
「人材確保に業界の魅力発信を」−兵整振総会・兵整商代議員会 (2/2)
来賓祝辞では、坂野公治・近畿運輸局長が「整備業界は昨年の売上が5.4兆円と対前年比+1.7%となっていますが、まだまだ厳しい状況。しかしながら、車がなくなることは想定されず、安全な運行のために、自動車の点検整備は必要不可欠なものです。どれほど技術が進んでも自動車技術のプロである皆さま方の関与は必要。整備業界はわが国の安全・安心な車社会にとって必要不可欠な業界。社会的意義の大きい皆さま方の事業には大いに将来性・発展性がある」と述べた。また、「新技術への対応、人材の確保、点検整備」の3つの柱を中心に各種施策を進めていくとした。人材の確保については、「整備業界の魅力、ご自身の会社の魅力を積極的に発信していただきたい」と出席者に呼びかけた。最後に、タカタ製のエアバッグ搭載自動車のリコール回収されていない自動車について触れ、「車検の有効期間を更新しないという措置をとっている。整備業界の皆さまのご協力に感謝するとともに、対象車両の確認を引き続きお願いしたい」と要請した。

同時に開催された兵庫県自動車整備商工組合第43期通常代議員会では、第43期(平成29年度)事業報告、収支決算報告、剰余金処分が原案どおり承認され、第44期(平成30年度)事業計画案、収支予算案も承認された。