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淡路島のUBERアプリ、期待と注視ー兵タ協常任理事会
兵庫県タクシー協会(吉川紀興会長)は6月12日、兵庫県タクシー会館で常任理事会を開いた。 

吉川会長は冒頭、今夏より淡路島で実証がスタートするUEBRアプリについて触れ、「淡路島県民局も町おこしに期待している。是非成功して欲しい」と述べた。兵庫県の養父市で5月26日からスタートした国家戦略特区による道路運送法の特例を活用した自家用有償旅客運送事業「やぶくる」については、「安全面、点呼、アルコールチェック、運転手の採用までを既存のタクシー事業者が担っている。いい事例となりつつある」とタクシー事業と自家用有償旅客運送事業との共生に手ごたえを示した。2018年6月6日に施行された生産性向上特別措置法のサンドボックス制度については、「どのような実証実験が許可されるか、全タク連を中心に注視していく必要がある」と話した。

平成31年10月の消費税率引き上げに伴う神戸市域交通圏のタクシー運賃改定については、タクシー会社11社が6月の1カ月間、二葉計器のメーターを設置してデータを取得し、7月のシミュレーション後にアンケートを実施することが説明された。

ユニバーサルデザインタクシーについて、国庫補助金を活用した車両購入時の要件として、1台につきユニバーサルドライバー研修受講者が3名必要となることから、今後も研修希望者が増えると想定し、回数を増やすこと等を検討していくと申し合わせた。