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「自動車関係諸税の抜本改正、 本年が勝負」ー大阪自動車会議所 (1/2)
(一社)大阪自動車会議所(三野文男会長)の第71回定時社員総会は6月25日、シェラトン都ホテル大阪で開催し、平成29年度事業報告、同収支決算を原案どおり承認した。任期満了に伴う役員の改選では三野会長が退任し、6月12日大阪バス協会会長に就任した桝元政明氏が新たに選任された。

三野会長は冒頭挨拶で「長年の懸案である自動車関係諸税の抜本改正については本年が勝負の年だ。税制改正は国の財政に必要な政策であることを、引き続き政府与党に力強く訴えていきたい」と述べ、退任にあたっては「多くの方から温かいご指導ご支援を賜り、会議所創立70周年の記念すべき年に無事任期を終えることができた」と謝意を述べた。また、「自動車税制などの問題解決には、自動車関係団体が力を結集し取り組むことが肝要だ。大阪自動車会議所の果たす役割がますます重要となってくる」と後進へ期待を寄せた。

新会長の桝元氏は「大役を仰せつかり身の引き締まる思い。その責任の重さを痛感している。2年間会員の協力を仰ぎながら、自動車業界発展のために新役員と共に一丸となって役割を果たしていく」と抱負を語った。
来賓祝辞で坂野公治近畿運輸局長は、旅客事業のインバウンド対策、輸送事業の働き方改革、サポカーの普及促進などのトピックスについて触れ、「関係団体との連携をさらに深め、自動車業界のより一層の発展のために努力していきたい」と語った。