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平成30年度交通安全功労者等表彰式―兵庫県交通安全協会
兵庫県交通安全協会(瀧川博司会長)は9月13日、楠公会館で平成30年度交通安全功労者等表彰式を開催した。

瀧川会長は受賞者に地域での交通安全への功労、活躍に敬意と感謝を表明したあと、「県下の交通事故は、人身事故は減少しているものの、死者は増加傾向にある。また死者のうち半数以上が高齢者です。さらに自転車事故も増加しております。安全快適な交通社会の実現に向けねばり強い運動が肝要かと思う。県警察、関係者団体と連携して粘り強い運動を推進していく必要があると考えます。県民一人ひとりの命と暮らしに深く関わる交通安全が確保され県民生活が一層平穏で快適になりますよう祈念します」と挨拶。

続いて松元美智久・兵庫県警交通部長は県下の交通対策をついて「兵庫県警としては、本年は2つを重点に取締まっている。1つは飲酒運転で本年は現在675件を取締まっており、内3割は事故で判明したもの。もう1つは横断歩道直前の妨害車の取締まりを強化している。さらに『あおり運転』の取締まりも強化します」と述べた。来賓祝辞で成久博康・兵庫陸運部長は、「事業用自動車の経営トップから現場まで安全意識の高揚と運行安全の指導を展開している。事業所の監査や点検整備の啓蒙、不正改造車、不正軽油の使用等にも厳しく取り締まっている。自家用自動車の点検整備にもご協力を願います」と述べた。濱田純司・兵庫県企画県民部交通安全室長は「兵庫県では自転車条例で保険の加入義務となっているが本年6月のアンケートでは67.9%の加入率です。3割が未加入となっており加入促進への協力をお願いしたい」と要請した。

表彰は、交通安全功労者として、西川直哉・兵庫県警本部長、瀧川博司・兵庫県交通安全協会長連名の感謝状が、伏見和政氏(兵庫)、松本州代さん(姫路)ら34名に、功労団体としてキクヤ交通(株)などの20団体に贈られた。協力団体感謝状は(一社)兵庫県トラック協会ら10事業所に贈られた。その他、優良運転者表彰(金賞、銀賞)、優良交通従業員表彰、近畿交通栄誉賞、緑十字銅章の伝達も行われた。