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国民の安全・安心・利便性こそが第一ー近無協理事会
近畿自動車無線協会(池田誠也会長)は12H月4日、ホテルグランヴィア大阪で理事会を開き、平成30年度中間(9月末)事業報告、同決算書を承認した。また、平成31年度総会は、5月29日琵琶湖ホテルで開催することを決めた。役員の一部変更は和田廣一理事(全大阪個人タクシー協同組合理事長)の退任、後任理事として濱本民夫氏(同)を推挙した。

冒頭挨拶で池田会長は6月18日の大阪府北部地震、7月8日にかけての西日本豪雨、9月4日の台風21号といった災害により被害を受けた協会員を慰労するとともに、被害状況の詳細や復旧具合を報告。また、「少子高齢化や社会全体の高度なネットワーク化等によりタクシー需要が減損するなか、乗務員不足と高齢化といった問題点は依然として改善されていない。また、乗り合いタクシーをはじめとする新たなサービス形態に取り組む団体も現れている。自家用ライドシェア(白タク行為)の取り締まり強化はもちろん、スマホアプリの活用・促進、海外参入組との競争、自動運転システムを活用した次世代型移動サービスの開発等々、業界を取り巻く環境はいっそう厳しいものとなっている。顧客確保のための新たな試みや自動配車システムやキャッシュレスによる決済サービスの導入をはじめ、業界全体が強く団結して取り組んでいく必要がある」と述べた。

また、池田会長は自動車無線協会運営について「坂本前会長から引き継いだ理念をもとに、国民の安全と安心と利便性を第一としつつ、諸問題について積極的に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。