自動車ニュース
「健全な車社会の構築」(西川支部長)ー兵庫新春名刺交換会 (2/2)
来賓あいさつで八木一夫・近畿運輸局局長は「車社会はいろいろ変化するものの、やはり非常に大事な、欠かせないもの。長年つくり上げてきたさまざまな仕組みが整っている日本の車社会を、運輸局としても変化に対応できるような行政で皆さまを支えていきたいと思っている。また、新しい時代は『働き方改革』というところでも大きな変化がある。この激しい人手不足の中でしっかりと労働環境を整えて、明るい車社会を構築していくというのは極めて重要なことだと感じている。さまざまな課題に皆さまが集まって話をしながら進めていけるように、私どももしっかりとご協力したい」とこれからの自動車業界への期待と、付随する問題について述べ、祝辞とした。

続いて松元美智久・兵庫県警察本部交通部長は「昨年の兵庫県内の交通事故の特徴は例年と同じく、65歳以上の高齢者の方が関連している死亡事故が依然として多発している。また横断歩道が歩行者優先であるという交通ルールが守られない現状にある。歩行者が渡ろうとしたときに静止した車両はアンケート調査によるとわずか11%という結果。さらに飲酒運転による事故の件数自体は減少したが、検挙件数は昨年も3年連続で1000件を上回る上昇傾向にあり、根絶には程遠い状況。こうした情勢に加えて、新天皇即位に伴う式典、G20サミット並びにラグビーワールドカップ2019日本大会の開催が予定されている。県警察としても安全かつ円滑に諸行事が行われるように交通対策に万全を期したい」と述べた。

その他、兵庫県関係の衆・参国会議員の祝辞のあと、成久博康・神戸運輸監理部兵庫陸運部長の乾杯の発声で開宴、交歓となった。