自動車ニュース
春の交通安全運動キャンペーンについて 兵陸部長 松崎 義廣
平素は国土交通行政、とりわけ運輸行政には格別なご理解をいただき、また、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

2019年の全国交通安全運動は、「2019年春の全国交通安全運動推進要綱」に基づき、「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」、「自転車の安全利用の推進」、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」及び「飲酒運転の根絶」を全国重点として、5月11日から同月20日までの期間実施されます。また、本運動期間中の5月20日が「交通事故死亡ゼロを目指す日」であることを本運動の展開にあわせて、その趣旨が国民に正しく理解されるよう努めます。

平成30年中の全国の交通事故死者数は、3,523人で昭和23年以降の統計で最小となった前年をさらに下回っていますが、歩行中・自転車乗用中の死者の割合が高く、高齢者の死者数が全体の半数を占めるなど、交通事故情勢は依然として厳しい状況が続いています。

兵庫県下では高齢者の交通事故による死者数が全死者の6割近いこと、また、子供の交通事故による死者数が前年に比べ増加したことに加え、依然として小学校低学年の死傷者数が多いことなど、次代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であることから、これらの交通事故情勢に的確に対処するため、「子供と高齢者の交通事故防止〜事故にあわない、おこさない〜」を運動の基本とし、さらに、自動車運送事業者や自動車整備事業者に対する立入監査や査察を実施し、交通事故防止活動に積極的に取り組んでまいります。

最後に、皆様におかれましても交通ルールを遵守していただくとともに、本運動に積極的に取り組まれ事故防止に努めていただきますようお願いいたします。