自動車ニュース
【年頭所感】兵庫県自動車整備厚生年金基金 理事長 田中 安幸
 堅実な基金運営を

 明けましておめでとうございます。

 平成22年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 事業主の皆様をはじめ加入員の方々には、平素から当厚生年金基金の事業運営に格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 当厚生年金基金は、自動車整備業界で働く皆さまの老後の保障の充実と福祉の向上を目的に運営されており、安全かつ効率的な年金資産運用を心がけてまいりました。

 しかしながら、昨年秋のリーマンショックに端を発した世界的な金融・経済危機により運用環境が低迷し、当基金でも厳しい財政運営を余儀なくされました。こうした状況をうけ、厚生労働省は企業年金が安定した財政運営を行えるよう財政運営基準を改正しました。運用環境は今年も予断を許さない状況が予想されますが、今後も市場の動向を注視しながら年金資産の確保に努めてまいります。

 社会保険庁では、昨年から「ねんきん定期便」の送付がされておりますが、当基金においては、年金を確実に受給していただけるよう、支給開始年齢が近づいた方への裁定請求の勧奨に努めております。

 確定給付を柱とする当基金の制度設計は、多様化するライフプランに対応し、老後の所得保障の一翼をなすものとしてますます重要な"もの"となっており、引き続き年金・一時金の確実な給付に向けて積極的に取り組んでいく所存です。

 最後になりましたが、皆さま方には、今後とも引き続きより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

 【お詫びと訂正】一部脱落している所がございました。お詫びし、訂正致します。