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神戸市バス事故、再発防止と信頼回復へ
第1回理事会開く 兵バス協会
兵庫県バス協会( 長尾真会長) は5月10日、第1回理事会を開き、令和元年通常総会(6月12日予定) 提案の平成31年度事業報告同決算を審議、原案どおり承認した。
当日の理事会は、冒頭、内藤直樹理事( 神戸市交通局) が去る4月21日発生したJR 三宮駅前の神戸市バス事故を受け、「このたびは当局バスが重大事故を起
こし、バス事業の信頼を大きく失墜させ、深くお詫び申し上げます。現在、ご遺族、被害者の方々と誠心誠意対応しているところです。再発防止と市バスの信頼回復に努めております。大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げて退席した。
長尾会長は「新しい元号令和を迎え、第1回の理事会を晴れやかな気分で開きたいところだったが、重大事故の発生でそうとはいかなくなった。協会として県
警察とも( 研修等の) 対応を考えている。事故現場は以前から危険な場所との声もある。世間の声は、持病があり、事故歴のある人をなぜ採用するのかとの批判もある。人手不足のなか、私どもの業界の悲しい現実である。三宮周辺地域は再開発、整備中ですが、バスターミナル、バス停のあり方などを協会として、輸送の安全と利用者利便の両面から機会あるごとに神戸市に要請していきたい」と挨拶した。
このあと6月の通常総会提案議案を審議した。