自動車ニュース
対人共済掛金、10月から1台当たり3万円値上げ
兵庫県タクシー交通共済協同組合(青田嘉之理事長) は6月12日、神戸市中央区の生田神社会館で、第34期総会を開き、33期決算と剰余金処分案、34期の事業計画および予算案を承認した。

冒頭あいさつで、青田理事長は「共済を健全運営していくには事故を減らす必要がある。5月に滋賀で重大な事故が起きた。

乗務員も1日何百回と交差点を通過すると思うが、交差点ではアクセルを離す習慣をつければ、緊張感を持って運転できるのではないか。人によっては追突事故、出合い頭事故など、漫然運転が防げるのではないかと思う。共済においても事故防止が一番と考え、運転特性の診断機、物忘れ等の診断機の導入を検討している。事故防止に今後もご協力願いたい」と事故防止の重要性を訴えた。

当期未処分剰余金は対物で115万3千余円の当期利益、前期繰越金29万7千余円の合計145万1千余円。剰余金処分額は特別積立金が12万円、法定繰越金が6万円、利用分量配当が96万3千余円で合計114万3千余円。次期繰越利益金は30万8千余円となった。

対人共済掛金額の変更について、事務局より、掛金収入の大幅減収と賠償額の高額化に伴い、平成30年度の決算では特別積立金を取り崩したことが説明された。10月1日より、タクシー1台当たり3万円(年間) の値上げとなることについて、承認した。