自動車ニュース
兵庫県自家用自動車連合会 第7回定時総会
木下会長が続投、新副会長に吉野光治氏、大山重勝氏
兵庫県自家用自動車協会連合会(木下紘一会長)は7月3日、舞子ビラ神戸会議室で第7回定時総会を開催、平成30年度決算報告、令和元年度会費割当を審議、原案どおり承認した。任期満了となった役員の改選は、理事16名、監事2名の事務局人選案を全会一致で承認した。その結果、木下会長、武内重治副会長を再選、新副会長に吉野光治氏、大山重勝氏を選任した。

木下会長は開会あいさつで、10月から10%に引き上げられる消費税に触れ、「米中貿易摩擦等で先行きが不透明。連合会は地区協会のみなさまと連携を強化して乗り越えていきたい」と協力をもとめた。また、県下における交通事故状況が事故件数・死者数・負傷者全てが前年を下回ったという目標達成を受け、「高齢者の事故が多発している。重点を絞った交通事故対策が必要と考えている」と今後の方針について話した。

来賓祝辞で松崎義廣・兵庫陸運部長は「高齢者の事故比率が増えている。自動車は国民生活、経済活動には欠かせない一方で事故が発生すると社会的損失は大きい。国交省は5月末に平成30年度の自動車アセスメントの評価結果を公表した。先進安全装置を搭載した自動車を持ち込み、走行試験をして、総合点を公表することで、ユーザーにより安全性の高い車を選んでもらう際の情報提供を行っている。今後も安全安心の確保に積極的に取り組んでいく。ご協力を」と呼びかけた。

橋本康・兵庫県警本部交通部長は「兵庫県下では神戸市中央区で路線バスの暴走事故、子どもを乗せた飲酒運転の車が歩行者や車と衝突する危険運転を適用した事故など、全国で注目を集めるような交通事故が起きている。また、高齢ドライバーによる悲惨な交通事故が全国各地で発生している。兵庫県での高齢ドライバーによる事故は、5月末時点で1854件発生しており、危惧している。高齢化に対しての対策が必要」と述べ、7月から行われる夏の交通事故防止運動について周知した。

なお、新役員は別表のとおり。(敬称略)