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車両保安の向上に寄与 15名が受賞 (1/2)
令和元年度自動車整備士等兵庫陸運部長表彰式
神戸運輸監理部兵庫陸運部(松崎義廣部長)は、8月3日、魚崎庁舎会議室で令和元年度自動車整備士等兵庫陸運部長表彰式を行った。今年度は、今井進氏(合資会社今井商会)ら合計15名が受賞した

松崎部長は「近年、自動車ブレーキ等の先進安全技術が急速に普及し、現在購入されている新車の約7 割以上の乗用車に衝突被害軽減ブレーキが装着されている。自動車メーカー等に対し、点検整備に必要な技術情報を、特定整備を行う事業者等へ提供することを義務付けるなどの道路運送車両法が本国会で5月24日に改正。これは、現在100年に一度と言われる自動車業界の変革期にあり、時代に合わせた新しい技術、安全安心のための法令改正だ。自動車技術面での対応は今後において大変重要になることは、皆様充分に理解していると考えている。本日の受賞を契機とし、一層技術の向上に務めてもらいながら、今後とも長年培われた豊富な知識、優れた技能を十二分に発揮して頂き、後輩の指導育成に尽力し、自動車ユーザーから信頼される技術者として、整備業界の一層の発展に寄与することを願っている。」と式辞を述べた。

来賓を代表し、西原興一郎・兵庫県自動車整備振興会会長は「自動ブレーキなどの先進技術の普及や、道路運送車両法の改正に伴い、これまで以上の整備事業者の対応が問われる。現場では技能、技術力の向上が求められる。本日の受賞はゴールではなく、通過点と考え、一層の技術の錬磨に励んで頂きたい」とあいさつした。