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令和元年度交通安全県民大会開催 (2/2)
続いて交通安全功労者・団体への感謝状贈呈式が行われ、個人52名、19団体が受賞した。受賞者を代表して、個人から稲井博行氏(神戸市) と木下多美子氏(加古川市)、団体から兵庫県赤十字血液センターに井戸敏三知事から感謝状が贈呈された。

来賓挨拶では坪井謙治・警察常任委員長が「死亡事故による高齢者の割合が6割以上を締めており、その中でも歩行者が多数を占める。運転者が気をつけるのは1番だが、家族や近隣の見守りや声掛けが必要と考える」と述べた。

その後、キッズ交通保安官任命式が行われた。このイベントは県内の飲酒運転撲滅のために実施されており、現在まで延べ6,158人の小学生が任命されている。今年度の応募者を代表し、神戸市立こうべ小学校の6名に任命証が手渡された。任命証の交付後に初めての仕事として、大きな声で飲酒運転の追放を呼び掛け、会場から拍手が起こった。その後、加東警察署による交通安全教室、尼崎市出身のミュージシャン「あまゆーず・ゆーみん」によるミニコンサートが開かれ、会場を大いに沸かせた。

プログラムの最後に、参加者全員で5カ条の「ひょうご交通安全憲章」を唱和した。その後、木下紘一・兵庫県自家用自動車協会連合会会長が、「みなさまのご協力のもと、交通事故の無い安全安心な兵庫であることを心から願う。悲惨な交通事故を一件でも無くすため、積極的な交通安全対策に取り組んでいきたい」と主催者謝辞を述べ、会を締めくくった。