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利用運送・積合部会総会 正副部会長ら全役員再選
大阪・太閤園で第15回総会開催
全ト協の利用運送・積合部会は(井上和英部会長)は第15回総会を8月23日、大阪市の太閤園で開き、平成30年度事業報告、令和元年度事業計画を審議、原案どおり承認、任期満了。役員の改選は、井上部会長、坂本正朗(大阪運輸倉庫(株))、大亀保彦((株)大木産業)副部会ら全員の留任。推薦委員も全員留任と、新たに福岡部会の大石幸敏氏(西日本急送(株))と、大分部会の三重野正治氏((有)トランスポートサービスエミノ)を新任して、事務局提案どおり選任した。

井上部会長は冒頭あいさつで総会が各地方部会の持ち廻り開催となって、昨年の神戸に続き、今回の大阪開催となり各部会員に謝辞を述べた後「40 年前に設立した東京の部会(当時取扱部会)は、東京に拠点を持たない地方路線トラックの集荷、配達を担ったものだった。しかしその後、路線業者は各ターミナルを作り、現在は下請け関係にある。部会の運営使命を考える時にある」と課題を述べた。そして「業界の働き方改革と来年実施の上限960時間等労働管理、給料、勤務体系と宿題が残る。またドライバー不足対策として、外国人の雇用と試案もでる。しかし我々は荷主の信用と迅速、安全な輸送確保が大事な使命である」と課題克服に協力を求めた。

新年度の事業計画は(1)車両確保に資する情報システムの有効利用、(2)2月頃研修会開催、(3)部会組織のあり方と組織拡充対策―を決めた。令和2年の部会総会は福岡県で開催することも決めた。

総会終了後に研修会を開催、「トラック運送業界の現状と今後の動向について」をテーマに大島弘明・(株)日通総合研究所取締約が講演した。