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兵陸部がトラック点検整備セミナーを初開催 (1/2)
神戸運輸監理部兵庫陸運部(松崎義廣部長)は10月27日、兵庫県トラック協会(福永征秀会長)、いすゞ自動車近畿株式会社と共催で「第1 回トラック事業者に対する点検整備セミナーin 神戸」を開催した。このセミナーは兵庫県内に営業所がある大型トラックを保有する貨物自動車運送事業者の整備管理者及び運転者を対象に初めて開催し、〜確実な点検整備で安心、安全、事故をゼロへ〜をテーマに講習した。参加者は44名だった。

開会にあたり松崎義廣・神戸運輸監理部兵庫陸運部長は「日常点検、定期点検は法律で義務付けられており、昨年にはスペアタイヤに関する点検項目が追加されています。トラック運送事業者の皆様は、定期点検整備計画を作成し、実践しているかと思いますが、本日のセミナーを通じ、より適切な点検整備の実施をお願いします」と挨拶した。

はじめに、藤岡伸平氏(兵陸運部技術専門官)が「トラックの車輪脱落事故防止に向けて」と題し、「平成29年度の車輪脱落事故は67 件と増加傾向で、11月〜3 月の冬期に多発している。ホイール・ナットの締付不良などの作業ミスが主な事故の発生推定原因であり、日常点検を怠っていたために死亡事故につながったケースも発生している。日常点検により一層の取り組みを」と最近の事故状況等を語った。