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大タ協が大阪トヨタとフレンドシップ協定
大阪タクシー協会(坂本栄二会長)と大阪トヨタ自動車(小西俊一代表取締役社長)は12月4日、フレンドシップ協定に調印した。協定書調印には、坂本大タ協会長、小野幸親女性部会長、小西大阪トヨタ社長らが出席した。

坂本会長は「昨今、台風による河川氾濫や地震等で大きな被害が出ている。鉄道やバスなどが計画運休するケースが増えており、そういった中でタクシーが公共交通機関として地域住民の足として活躍している。今回、災害時に輸送している最中に安全を確保するために緊急避難しなければいけないときに、お店を貸していただける。また、女性ドライバーのためにお店の化粧室等をお借りできる、ありがたいお話をいただいた」と謝辞を述べた。

小西社長は「台風、地震等々、他人事ではない。この相互協力は意義のあること思う。女性の活躍は重要な経営方針として掲げており、女性ドライバーのお困りごとに少しでも協力することができ、安心して働ける環境づくりに貢献できればと。また安心で安全な大阪の地域づくりに向けての貢献にもつながればと思う」と語った。

フレンドシップ協定は、災害時走行中のタクシーの乗客及び乗務員の緊急避難場所として、トヨタが新車販売拠点を提供、タクシー側からはタクシー無線で災害状況、道路状況をディーラー側に提供するもの。また通常時においても、女性乗務員に店舗内の化粧室を提供して、女性ドライバーが安心して利用ができ、人手不足の業界の女性活躍推進に繋げるとしている。